自炊で節約するなら一番おススメなお肉は、鳥の胸肉です。
鶏の胸肉は肉の中では一番安くて、しかも脂肪分が少なくたんぱく質が多いので、ダイエット食でもよく使われているお肉です。なので、鳥の胸肉のレシピを色々覚えるのが節約の極意の一つでもあります。
ただ。。
美味しさ的には鶏もも肉の方がいいのですよね~。鶏むね肉よりちょっと高めですが、それでもお肉の中では安い方なので、ちょい贅沢にお肉をたっぷり食べたいときに鶏もも肉を使う!というのがおススメ!
というわけで、今回は鶏もも肉を使ったステーキのご紹介です。
今回は、簡単ですが少々手間と時間がかかるレシピです。
あと、このおかずだけで250円~300円くらいはかかるので、一人暮らしの節約メニューとしてはちょっと贅沢レシピという感じですが、この金額でがっつり300gくらいお肉を食べれますので、たまには肉をがっつり食べて元気をつけたい!という時におススメのメニューです。
鶏もも肉って、鶏むね肉やささみと比べるとちょっと脂肪が多めですよね。でもこの脂肪を適度に落としながらじっくり焼くとめちゃくちゃ美味しい仕上がりになるんです。
正直、調理の仕方次第では、ヘタな牛のステーキなんかよりよっぽど美味しいと思います。
というわけで。
今回は鶏むね肉を使ったステーキの作り方のコツをご紹介します。
一人暮らしの節約簡単自炊レシピ 鶏もも肉のステーキ お店並みに美味しくするコツは?
材料
鶏もも肉:200g~250g前後(1枚)
ニンニク:一かけら
オリーブオイル:少々
塩、胡椒、片栗粉(又は米粉など)少々
↓鶏もも肉は、100グラム当たり100円くらいです。もうちょい安い時もあったりします。今回のは国産ですが、タイとかブラジル産が安くて美味しかったりします。たっぷり食べても2~300円なので安心ですね。円安で値上がりしないといいな~、と思ったりします。
材料費は、鶏肉が200円~250円くらい、にんにくが30円くらいです。その他もろもろで材料費としては250円~300円くらい、という感じでしょうか。
作り方
ニンニクをスライスして炒める
まず、にんにくをスライスして炒めます。炒めた後取り出しやすいよう細かく切りません。
↓真ん中の芯の部分は捨てた方が調理しやすいですがもったいないのでそのまま使います。ただし、炒めた後フライパンに残らないよう丁寧に全部取り出します。
↓オリーブオイルを少々で弱火でじっくり炒めて香りを出します。
↓いい感じ。このくらいで取り出します。真ん中の芽の部分が外れてフライパンに残ってしまわないように気を付けます。
↓このにんにくは、付け合わせで肉と一緒に食べるとめちゃうまいのでお皿に取っておきます。
↓こういう小さい破片が残ってると焦げて苦くなるのでキレイに全部取り出します。
肉に塩コショウして皮に片栗粉(又は米粉)をまぶす
肉は一枚そのまま使います。よく伸ばしてしわを取ります。
↓血合いが残っていたら軽くとっておきましょう。
↓両面に塩コショウをします。
↓皮の方は気もち多めに塩コショウを振ります。
↓塩こしょうしたあと、片栗粉(米粉)を皮側だけに振ります。
↓米粉を振った後軽く伸ばして準備完了。
皮側から焼く(超弱火)
この調理のコツは火を弱火でじっくり焼くことです。弱火でとにかくじっくり焼くことで脂を落としてかつ、ゆっくり火を入れていくことで肉を柔らかく仕上げます。
↓どのくらい弱火かというと、このくらい弱火です(コンロが汚くてすいません・・・(;^ω^))。
↓皮の方から焼いていきます。
↓アルミホイルをかけまして、
↓重しを載せます。
↓こうすることで肉が縮んで反ってしまうのを防げます。時間的には10分くらいこの状態で焼きます。
↓最初の10分はいじらずに我慢です・・・10分経過。このくらい弱火だと10分焼いても反対側には火が通りません。
↓皮がいい感じに焼けてきました。
↓一回ひっくり返して、火を中火くらいにして1分間くらい焼いて、身の方にも少し焦げをつけます。
↓また、ひっくり返して火を超弱火に戻します。そして、再度ここから10分間くらい焼いていきます。ここからがちょっと手間がかかるんですが、しみ出してきた脂をスプーンで回して肉にかけていきます。
↓肉に掛けると、ジュワーっと音がします。
↓肉の厚い部分は火が通ってませんので、よく油をかけて火を通していきます。
↓肉の脂が溶けだして、めちゃくちゃ出てきて来るのでそれを使って全体に火を通していく、という感じです。これを10分間くらいやって、最後中まで火が通っているのをフォークとかで確認して、出来上がりです。
↓全部で20~25分間くらい焼きました。皮側はこんな感じでパリパリでめっちゃおいしそう^^
↓包丁で切ります。皮がパリパリで香ばしい香りが・・・。しかもお肉はめちゃジューシーです。
↓ニンニクと一緒にいただきます。
まとめ
この脂をかけて調理するのは「アロゼ」というフランス料理の調理法です。余計な油を使わず肉の脂を使って火を入れていくので、うま味が凝縮されて、余計な脂も落とすので、脂の多いもも肉もかなりさっぱりした仕上がりになります。
ちょっと手間はかかりますが、このやり方で焼くとめちゃくちゃ美味しく仕上がりますので是非一度試してみてください!(ちょっと脂が跳ねるので、あとのお掃除は丁寧に・・・)
以上ありがとうございました。
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