自炊すれば食費を節約できる!というのが一般的に言われていることと思うのですが、世の中には、「自炊をすると逆にコスパが悪くなる!」という意見の方もいるようです。
確かに、生活において何を優先するのか次第で「コスパ」の持つ意味は人それぞれ、ということは言えるのかもしれません。
また、自炊はやり方次第で節約できる幅には大きな違いが出てきます。
というわけで、今回は、
- 自炊はコスパが悪いと言われる理由
- 見落としがちな自炊のコスパが悪くなる原因
- 自炊のコスパをよくする方法
について見てみたうえで、節約のコツをご説明したいと思います。
一人暮らしの自炊ってコスパ悪いの?
食事における「コスパ」とは?
料理・食事におけるコスパとは、単にお金のことだけではありませんよね。
どんな要素があるのか考えてみると、「お金、味、労力(自分で作る場合)、時間、栄養(健康)」こういった要素で成り立っていることが分かります。
お金の面だけを考えると、外食などより確かに安く仕上げることができる、ということは言えますが、その分「労力」と「時間」、がかかり、更に言えば美味しく作れなければ「味」の面でも劣り、多少なりとも栄養のことを知っていないと、「栄養や健康」の面でも劣ることになってしまい、結果的に「コスパ」が悪い、ということになると言えます。
自炊はコスパが悪いと言われる理由
例えば、猛烈に仕事が忙しくて毎日帰りが遅い、という人の場合、家に帰ってからご飯を作るより、「そんな時間があったら少しでも早く休みたい」ということになります。
また、料理に全く興味がない人が節約のためだけに頑張って自炊をしても、美味しく作れないですし、時間ばかりかかってしまい、結果的に「外で食べた方が楽だし美味しい」ということになるでしょう。
つまり、優先順位が人によって異なるため、「自炊はすべての人にとってコスパが良いというわけではない」というだけの話なのです。
これって当たり前の話ですよね^^。
料理することに全く興味がない、という人は無理に自炊をする必要はないと思います。最近は宅配とかも充実してるのでそういうのを活用した方が良いのかもしれないですね。
というわけで。
外食や中食とかより自炊の方がコスパが良い、というのはあくまで一般論ということになるのです。
見落としがちな自炊のコスパが悪くなる原因
では、一人暮らしで自炊をする時、コスパが悪くなってしまう原因を見てみたいと思います。
一人分の小分け材料を買っている
スーパーに行くと野菜とかカットしたものを小分けパックで売ってますよね。
例えばキャベツだと、一玉で売ってる横で二分の一とか四分の一にカットしたパックが売ってたり、千切りカットキャベツなんかも売っていたりしますが、一玉単位で買ったほうが絶対にお得です(キャベツ一玉200円なのに二分の一パックだと130円だったりなど)。肉なんかも大パックのものの方が単価が安かったりします。
最初のうちはなかなか難しいかもしれませんが、料理をする時一食分じゃなく何食か分まとめて作って作り置きをする、もしくは、すぐに料理できるようにカットや小分けにして冷蔵・冷凍保存する、などのことができるようになれば、まとめ買いをすることで材料費を抑えることができるようになります。
買ったものを食べきれずに腐らせてしまう
「買ったものを食べきれずに腐らせてしまう」これが一番コスパを悪くさせてしまう原因と言えるでしょう。
理由としては、
①食材の保存方法が間違っている
②持ちが悪いものを多く買っている
③衝動買いが多く買いすぎている
などがあげられます。
生鮮食品は正しい保存方法を守らなければすぐに腐ってしまいます。生鮮食品よりちょっと割高にはなるものの、缶詰や冷凍食品などの保存期間の長い食材もうまく活用するとより無駄がなくなります。缶詰なんかは災害用や作り置きが切れた時になどに役立ちます。また、スーパーに買いものに行った際、「おっ、これいいな」という感じで、むやみに沢山食材を買ってしまうと、使いきれない可能性があるので、食材を買う際には何を作るか考えながら買い物かごに入れていくのが良いと思います。
慣れないうちは買いすぎてしまわないよう、小まめに買い物に行くのが良いかもしれません。
メニューを先に決めてしまい材料を買いに行っている
そして少し高度なテクニックのご説明です。
あらかじめ何を作るか決めてから買い物に行くと、結果的に無駄や高い買い物をしてしまうことにつながる、ということが言えます。
スーパーに買い物に行くと、お客を呼ぶための特売品とか在庫処分品など、普通の値段より安く売っているものが結構あったりします。
また、生鮮食品など季節があるものは旬の時期には沢山収穫できるため、値段がやすくなったりします。
そういう安く売ってるものをなるべく選んで買い、その材料で作れる料理を作る、ということをすると結果的に節約につながるのです。
これはある程度作れる料理のレパートリーがないとできないため、若干高度な技と言えますが、なるべく少し意識してみるだけでも効果があるので、是非ともチャレンジすべきと言えます。
材料をコンビニで買っている
また、スーパーに行くのが面倒で、ちょくちょくコンビニで材料を買ってしまう、というのもコスパを悪くする一因と言えます。同じ商品でも、スーパーやドラッグストアと比べるとコンビニでは違う値段がついてることが多いですよね。これではせっかく自炊をしてるのに効果が半減してしまいます。できるだけ材料はスーパーやドラッグストアなどで買うことを心がけましょう。
頑張りすぎてしまう
自炊は健康や節約に良いものの、仕事や勉強が忙しくて帰りが遅い時、気分がのらないときなどもあると思います。
そういう時は自炊は休んでしまって、外食やお弁当、お惣菜などですませるようにしましょう。張りすぎが良くないのは自炊でも同じです。
自炊を続けていくためには、ときどき休みを入れる、という風に無理をしないのが結構大事です。自分のライフスタイルや目標に合わせて、ときどき休みを入れて無理をしないようにしてください。
一人暮らしの自炊のコスパをあげて節約できるコツ5選
それでは、次に自炊でコスパをあげて節約につながるコツをご紹介していきます。
作り置きをする
自炊のコスパをあげて節約効果が最も大きいのは作り置きと言えるでしょう。作り置きをうまくできるようになると、
①毎日の食事の準備と片付けが楽になる
②一度にたくさん作るのでまとめ買いがしやすくなる
③買った材料を使わず腐らせてしまうことがなくなる
などのメリットがあります。
余計なものを買わない
スーパーに行くとつい安売りしているものをカゴに入れてしまいがちですが、買う前にどうやって使うかよく考えましょう。
また、コンビニは行くと余計なものを買ってしまうのでなるべくいかないようにするのが賢明です。
野菜を多く使うようにする
野菜を多く使った料理を沢山覚えましょう。野菜を多く使うと安く済むのと、健康にも良いです。肉料理を作る場合でもちょっと野菜を混ぜるなども、かさ増し効果もあって有効です(例えば鳥のつくねを作るときには、ゴボウや玉ねぎのみじん切りを混ぜるなど)。
まとめ買いをする
キャベツや白菜なら一玉、肉ならなるべく大きな容量のパック、2個買うと値引きになる商品、などまとめ買いをすることで値段が安くなるものは積極的に買って、作り置きの材料にしましょう。
冷凍保存を活用
肉や魚、あとは冷凍しても味の落ちない野菜などは買ってきたら早めにジップロックなどに分けて、冷凍保存することで、長持ちさせることができます。
そうすることで、材料を長持ちさせ、無駄に捨てることを少なくすることができます。
まとめ
今回は一人暮らしで自炊をすることがコスパは悪いのか?について、と自炊で節約効果を上げるコツを見てみました。
自炊は節約効果が高いものの、無理はせずに時には外食や弁当、宅配なども活用しながらご自分のライフスタイルに合ったやり方を探していくことが大事です。
また、自炊をすることで効果的に節約できるコツなどをあげましたので是非ご参考にしていただければうれしいです。
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