自炊をするのに必須の道具ともいえる包丁。
でも料理をしたことがないと、どこでどういう包丁を買えばよいのかよく分からない、なんてことがあると思います。
包丁ってホントにピンキリで、一番安いのは100円ショップで100円で売ってたりしますし、逆に高いのになると何万円もするような高級包丁もあったりします。
奮発して、どうせ買うならいい奴を買ってみるか、と考えるのも良いかもしれませんが、、
ちょっと待ってください!
高い包丁が必ずしも良いとは限りません。
包丁はお手入れをちゃんとしないと切れなくなってしまうこともあるんです。
自分の身の丈に合ったものを選ぶのが大事、ということが言えるでしょう。
今回は包丁はどんなのがあるのか、そしてどこで買うのがおススメか、ご紹介したいと思います。
一人暮らしで使う包丁の選び方とおすすめは?素材、種類、特徴を解説。
いろんな種類がある包丁ですが、値段が高ければよい、というものでもありません。どんな種類があるのか見てみたいと思います。
包丁の素材
包丁って素材によって違いなんてあるの?と思われるかもしれませんが、実は素材によって切れ味が大分変ってくるのです。
料理動画で魚や肉をさばくシーンでスパスパ切れて感心することがあると思いますが、ああいうのは、もちろん料理人の腕が良いのもあると思いますが、包丁に使われている素材が違うのが理由だったりするのです。家庭で普通に使う包丁だといくら研いでもああは切れないでしょう。
あと、素材によってはお手入れしないと錆びたりすることも。
包丁の素材や種類をざっくりそれを理解しておくと選ぶとき参考になりますので、まずは包丁に使われている素材にどんなものがあるのか見てみたいと思います。
大きく分類すると、①ステンレス②鋼③セラミック④その他(チタンや複合金など)の4種類になり、それぞれ特徴を見てみます。
①ステンレス
一般的に家で使うような値段が手ごろでホームセンターとかで売ってる普通の包丁のほとんどはステンレスです。錆びにくく、扱いやすいという特徴があるので一人暮らしで料理を始めてみよう、という方にはぴったり。
②鋼
鋼は鉄に炭素を混ぜて熱して作る作り方(刀鍛冶が熱した鉄を打つあれ)で、一般的には固さが強くて切れ味が優れている特徴があり、和包丁に使われることが多い素材です。
値段が高くなりがちなのと、手入れをしないと錆びやすいという特徴があるのでどちらかというとプロ志向のものが多いと言えます。
③セラミック
また、最近増えてる素材がセラミックです。セラミックは錆びる心配がないので扱いやすく、材質が固いため研ぐ必要が少ない特徴があります。ただし、固いため刃こぼれしやすいのと、普通の砥石では砥ぎにくく、ダイヤモンド砥石を使わないとならない、などのデメリットもあったりします。
④その他(チタンや複合材など)
その他、一般的ではないですがチタンや複合材など特殊な素材のものもあったりしますが、値段が高かったりするので初心者は避けた方がよいでしょう。
包丁の種類
次に用途別に包丁の種類を見てみたいと思います。
簡単にどんな種類があって料理初心者だったらどれを選べばよいかご説明します。
包丁の種類はどんなのがあるの?
細かく分けるともっとたくさんの種類があるのですが、分かりやすく包丁の形状で大きく分けると「万能包丁(三徳包丁)」「菜切包丁(薄切包丁)」「出刃包丁」「柳刃包丁・筋切包丁」の4種類と言えるんじゃないかと思います。
で、この中で料理初心者が買うべき包丁は、ズバリ「万能包丁」です。(三徳包丁とも言います)。
万能包丁でお値段が手ごろでそこそこ丈夫で切れる包丁、もっと欲を言うと、デザインが安っぽくなくて気持ち良く使える包丁、、そういう包丁を探すと良いでしょう(この記事の最後に私が最もおススメする万能包丁もご紹介します
簡単にそれぞれの特徴をご説明します。
万能包丁(三徳包丁)
万能包丁はその名の通り、バランスよくどんな食材を切るのにも使いやすい包丁です。別名の「三徳包丁」の三徳は、野菜、魚、肉の3つの食材を切るのに適していることを意味していて、どんな食材にも使える、という意味のネーミングです。手元の方がある程度幅があるため、キャベツみたいな厚みのあるものを切りやすく、刃先が細くとがっているので肉や魚も切りやすくなっています。一般的な家庭料理をするのにはこの万能包丁(三徳包丁)があれば事足りる、と言えるでしょう。
菜切包丁(薄切包丁)
日本の伝統的な包丁の一種で、昔はあまり肉を食べることが少なかったことから野菜を切るのに特化した包丁が使われていた、ということなんだそうです。言われてみれば、私の実家ではこの包丁を使ってました。なので、私も一人暮らしをするまでは包丁と言えばこの菜切包丁というイメージでした。
万能包丁の先がとがっていないバージョン、と言えばわかりやすいかもしれません。まっすぐな刃先は大きな野菜も切りやすく、千切り、刻み、押切など、に向いています。ただ、この包丁、肉や魚を切るのにはちょっと使いにくいということが言えます。
出刃包丁
出刃包丁は主に魚を切るのに適した包丁です。万能包丁に形が似ていますが、魚の骨を切れるように厚みがあり、また硬い骨を切っても大丈夫なように刃先が欠けにくいような作りになっています。刃先がとがっているので、魚の身をさばくのに使いやすい構造になっています。昔は菜切包丁と出刃包丁の二つを使い分けていた、ということなのかもしれません。
柳刃包丁・筋切包丁
あと、刺身とか大きな肉の塊を切るための細長い形の包丁があります。柳刃包丁とか筋切包丁と呼ばれています。ひと引きでキレイに切るために、刃が長く、細く作られています。プロの料理人が使うような包丁のため、一人暮らしで自炊をする人向けの包丁ではないと言えるでしょう。
このほか、タコ引き包丁とかパン切包丁とか色々ありますが、主なところは上記の4種類、と言ってよいかなと思います。
一人暮らしの自炊 包丁はどこで買うのがおススメなの?
というわけで、包丁にはいろんな種類があるのが分かっていただけたかと思います。その中で、上でも書いた通り、一人暮らしで自炊をするのであれば、「万能包丁」、で、素材は「ステンレス製」これ一択、ということが言えるでしょう。
万能包丁の使いやすい奴があれば、他の包丁は不要です。
魚をさばいたりするのには、切れ味のよい鋼製の出刃包丁が良かったりしますがお手入れが大変だし、魚なんてそんなに捌くことはないと思います。とりあえずは不要です。
包丁ってかなりピンキリで、私、結構、色々試してみました。100均で売ってる100円の包丁も試してみました。100円包丁は、使えなくはなかったですがやはり取っ手の部分が安っぽいプラスチック製でちょっと愛着がわきにくかったり、、ということがありました。ただ、切れ味的にはあまり問題なく、時々砥石でお手入れすれば問題なく使えるもの、と言えると思います。
↓左が100円の包丁、右がヘンケルスの包丁(3000円くらい)。どちらも結構使いこみました。
一人暮らしを始めた最初のころに買ったヘンケルスの包丁をずっと使っていまして(今でも捨てずに持っています)、そろそろ買い替えようかな、と思った時に見つけたのがこちら。
↓スタンダードプロダクツの三徳包丁です。価格は1000円で、素材はステンレス製です。スタンダートプロダクツはダイソーの別ブランドで、最近は店舗も増えてるようです。
↓取っ手の部分が木製で美しく、しかも切れ味も抜群です。
取っ手の木の部分が汚れやすいかな?と最初思いましたが、使ってみたらそんなことはありませんでした。
このスタンダードプロダクツの包丁のすごいところはこれだけのクオリティで価格が1000円とめっちゃお手頃な点で、この三徳包丁はホントにオススメ(ちなみに私、スタンダードプロダクツの回し者ではありませんので・・・^^)。
この包丁が一本あれば、自炊で料理する分には十分という感じです。
包丁ってこういう感じのやつになると普通は数千円からものによっては1万円以上するようなものもあったりするんですよね・・。
因みに、あと、ペティナイフとパン切包丁も一緒に売ってるのですが、そちらは買わなくて良いでしょう。
↓三種類売ってるので間違わないよう^^!真ん中のやつが三徳包丁です。
買ってから1年以上使ってますが、時々砥石で研いで使っていまして、全く切れ味は衰えていません。
まとめ
一人暮らしで自炊を始めるのに、包丁はステンレス製の万能包丁(三徳包丁)、これを買えば間違いありません。そして、どこで買えばよいのか迷ったら、近くのスタンダードプロダクツへ行ってみてください。商業施設とかに100均ダイソーと併設してたりします。
以上ご参考になればうれしいです!
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