一人暮らしで一番節約の余地があるのは食費じゃないでしょうか。食費をうまく節約できれば一人暮らしを余裕を持って生活できるようになるでしょう。
とはいえ、節約しようとコンビニ弁当や牛丼、スーパーのお惣菜とかばかりで済ませようとすると健康に良くありません。一方で、毎食ちゃんとしたお店でご飯を食べていたらいくら食費があってもたりません。
しかも最近では牛丼チェーンやコンビニ弁当も値上がりして昔ほど節約できなかったりします。
それに比べると上手に自炊をすることができれば体にも優しくかなり節約することができると言えます。今回は、自炊をする場合の1か月の食費と、外食で全部済ませた場合の比較をしてみたいと思います。
一人暮らしで自炊をしたら食費は節約できるの?
水道光熱費とか手間を考えると自炊より外食した方が結果的には節約できる、なんて意見も見られますが、果たして自炊をしたら食費は節約できるのでしょうか?まずは、自炊をした場合一か月どのくらいの食費になるのか見てみたいと思います。
一人暮らしの自炊生活で節約するコツは?
まず、最初に自炊で節約するコツを見てみたいと思います。
高級食材は使わない
自炊で節約するコツの一つに、普段の自炊では高級食材は使わない、というのをあげておきます。
高級食材というのは具体的には牛肉、お刺身で食べるような魚介類、果物、など一回の一人分で数百円とかかかるようなものになります。
男の料理というと、牛肉を使いたくなるところですが、牛肉は普段使っちゃいけない食材の一つといえるでしょう^^。
牛肉についてはグラム200円以下の切り落としとかを牛丼にする、などはありですが、節約しようとしてるのであれば焼き肉とかステーキとかはありえませんのでご注意を!(何かのご褒美とか特別の日に食べるのはありですが^^)。
鶏むね肉と豚もも肉を美味しく食べるレシピを覚える
肉は鳥むね肉ならグラム100円以下、安ければ50円くらいの時もあったりしますので、これをうまく活用するのがポイントです。鶏むね肉は脂身が少なくたんぱく質が多いため健康的でダイエットの必需品だったりもします。豚ならモモ肉や切り落としがグラム100円くらいで買えるのでこれをうまく活用するのがポイントです。豚バラは脂身が多く値段も高いため普段はなるべく使わない方がいいでしょう。
肉は冷凍保存
そして、肉はスーパーによっては、特大パックで安売りしてたりしますのでそういうのを見かけたら購入しておき、小分けにして冷凍保存するのがポイントです。生のまま冷蔵庫に入れておくと1週間持ちませんが、冷凍保存すれば1か月くらいは問題なく使えます。
野菜をたっぷり使うレシピをなるべく覚える
野菜をたっぷり使う料理は健康にも良く、何より節約につながります。野菜といっても色々ありますが、キャベツと玉ねぎ、この二つは美味しく食べれるレシピが色々あるうえに、栄養満点かつ価格が安い野菜なので、節約するうえでとにかく活用したい食材です。
作り置きを活用する
食事は毎日のことですので、毎回一から作るのはかなり大変です。特に平日仕事の後、帰宅してから料理をする、なんて大変すぎて最初はやれても続かないと思います。
自炊をうまく続ける最大のコツは「作り置き」にある、といっても過言ではないでしょう。週末、または平日でも時間のある時、作り置きしてタッパーに小分けするなどして冷蔵保存しておいて、温めればすぐ食べれるようにしておく、というのが自炊を続けるコツです。スープ類などは鍋ごと冷蔵庫に入れてしまえば後片付けも楽に済みます。
飲み物は自作する
あと、一人暮らししていて意外と見落としがちなのが飲み物です。お茶やコーヒーに関して、ペットボトルや缶を買っていると意外とかかってしまいます。2リットル入りのお茶のペットボトルって、500ミリのと比べるとお得だな、と思ってしまいますが、自分で作るのと比べるとかなり割高です。
お茶に関してはお湯で作れるパックで作って耐熱ガラスのポットで冷蔵庫に入れておく、コーヒーについては自分で淹れて飲むようにする、というのが節約につながります。
どうしても無理な時は外食も
そして、何が何でも自炊をする、というのではなく、無理な時は時々手を抜いて外食で済ませてしまうというのも結構大事だったりします。 ほか弁にしたりするのも良いでしょう。
一人暮らしの自炊生活の1か月の食費はどのくらい?
上に書いたようなコツを守りつつ、自炊をしたら1か月どのくらいで済ませることができるのでしょうか?レシピについては別の記事で徐々にご紹介していきますが、野菜炒め的なメニューやスープ的なメニューなど、野菜をふんだんに使ったモノ中心で作っていけば、1食あたり200円くらいで十分作ることができます。300円あればたまに贅沢できるくらいの余裕がある金額です。ですので、
1食200円とすると、200円×3回×30日で、18,000円/月
1食300円とすると、300円×3回×30日で、27,000円/月
というのが自炊でかかる金額になります。
実際には働いていると、お昼は外食せざるをえなかったりすると思いますのでこの通りにはならないかもしれませんね。
実感としては週末にスーパーでまとめ買いするとき、野菜と肉などの食材だけなら3,000円~4,000円くらい買えば1週間分十分という感じです。これに、米とか油や調味料、などたまに買わないとならないものを加えて私の場合1か月2~3万円くらいで済んでいます。厳密には計算してませんが、3万円は行っていないかなと思います。
ただし、私の場合は平日会社に行ったときは、お昼は外食してるので全体としてはもっとかかってます。弁当を自作して持って行けばもっと節約できますが、さすがにそこまでは今のところやってません^^。
一人暮らしで自炊をしたら食費は節約できるの?外食と比較してみた
では、自炊に対して食事を全部外食にしたら1か月どのくらいかかるのでしょうか?
最近ラーメン一杯でも1000円以下で食べれるところが少なくなっていたりと、気が付くと外食は値上がりが激しいですよね。
外食の場合、金額がピンキリなので厳密な比較は難しいところです。
が、仮に1食1000円、として計算した場合どうなるでしょう?(1食1000円じゃ厳しいかもしれませんが)。
1食1000円とすると、1000円×3回×30日で、90,000円/月!
ということになります。もし、1食1000円以上かけていたりしたら、もっとかかることになりますね。しかも1食1000円の外食って、決して贅沢できる金額ではないですよね。
外食中心で生活している方は、毎日のことなので気づかないかもしれませんが、このくらいの金額がお財布から出て行っている、ということを知っておいた方が良いかもしれません。
というわけで、
厳密な計算ではありませんが、これだけ見ても、明らかに自炊の方が節約できるのが分かると思います。上手に自炊をすることで節約していきましょう!
外食の料金構造 自炊との違いは?
私、自炊をするようになって、外食したときに、「これ自分で作ったらもっといい材料を使って数分の1の食費で作れてしまうなー」、と思うことが多くなりました^^;。
何故、外食の場合そんなに高くなってしまうのか、最後にレストランとかの外食産業の費用構造を簡単に見ておきたいと思います。
外食産業の場合、食材以外に働いている人の人件費、キッチンなどの設備の費用、そして建物の費用(大抵の場合建物を借りてるケースが多いので賃料がかかっています)などがかかってきます。そして、お店としてはすべての費用を除いた後に利益を出す必要がありますよね。更に、材料についても不足が出ないように多めに置いておく必要があるため廃棄ロスの費用がどうしてもかかります。
ですので、我々が食べてる料理には、その料理に使われている食材の材料費の上に、人件費、設備と建物の費用、利益、廃棄ロス、といった費用がプラスで乗っかっているのです。
逆に材料費については卸業者から直接買ったりしているので、私たちがスーパーで買っているものよりは、若干安く買えているはずです。
これらを勘案して計算して、一般的には外食の場合、料理の値段のうち、材料費にかかっている金額は10%~30%といわれています。
というわけで。
1000円の野菜炒めセットに使われている食材の費用は、200円くらい、と思っておけばよいでしょう。ヘタしたら100円くらいかもしれません^^;
最近はやりの激大盛のお店とかはもうちょい原価が高めかもしれませんが・・・^^
こういう構造を知ったうえで外食を利用する、ということが節約するうえでは重要かなと思います。
まとめ
外食したとき支払う代金は、従業員の方たちのお給料や設備の費用、そしておもてなしの心に対する対価である、と考えた方が良いと思います。
それに、なかなか自分では作れないものが食べれるのも外食の良いところですよね。
逆に言えば自分で作れそうなものを外食で食べるのはちょっと割に合わないということになるかもしれません。
純粋に原材料費だけを考えるのであれば自炊の方がはるかに安く済むということが言えるでしょう。
今回は 以上です。
ありがとうございました。
終わり
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