一人暮らしで使うフライパンの選び方とおすすめは?素材、種類、特徴を解説。どこで買うのがよいの?

自炊術

自炊をするなら必須アイテムともいえるフライパン。
料理をするうえで最も使う頻度が高い調理器具の一つといえるので使いやすくて、長持ちして、欲を言えば安くてお得なものを選びたいですよね。
でも、いざお店に買いに行くと種類が多すぎてどれがいいのか迷ってしまう、、なんてことにならないでしょうか?
それに、料理番組とか動画を見てると、出演者が使ってるフライパンがちょっとかっこよく見えて欲しくなってしまったりなんてことも。。。
今回はフライパンにどんな種類があるのか少し見てみたうえで、料理初心者が選ぶべきフライパンとどこで買えばよいのか解説したいと思います。

一人暮らしで使うフライパンの選び方とおすすめ。素材、種類、特徴を解説。

フッ素加工コーティングの有り無し

フライパンはホント種類に多くて、料理初心者だと迷ってしまうと思いますが、大きく分けると「フッ素加工コーティングの有り無し」に分類できるでしょう。料理動画とかでよく見かけるのは、鉄製フライパンとかアルミフライパンなどフッ素コーティングなしのフライパンが多いですよね。それと、フッ素加工とテフロン加工は同じものと思って大丈夫です(テフロン加工は特定の企業の商品のみを指すものです)。

↓フッ素加工なしのフライパンというのはこういうやつです。これは鉄製のフライパンです。

こういう鉄製のフライパンで、ステーキを焼くのを見ると、うまく焼けそうに見えて欲しくなっちゃいますよね~。そのほか、パスタを作るときにアルミ製のフライパンをシャッシャと振りながら作ってるのを見ると欲しくなりますよね~。

でも!!

ちょっと待ってください!

一般的に言うと、フッ素コーティングなしのフライパンはお手入れや使い方を気を付けないとダメになってしまったりすることがある、ということが言えるのです。コーティングしてないのでくっつきやすくなったり、くっついた食材が焦げてそこから傷んでしまったり、素材によっては変形したり、錆びてしまったり。それに対して、コーティングのあるフライパンは、そんなに気を付けてなくても錆びたりしないし、使った後、キレイに洗う、空焚きしない、熱した状態から急に水をかけない、など注意点を守っていればフッ素コーティングも長持ちしますし、そこまでお手入れに気を付けなくて大丈夫です。
それでは、なぜ料理番組に出てくるプロの人たちは、フッ素コーティングなしのフライパンを使っているのでしょうか?
それはズバリ、お手入れ次第で長持ちし、コーティングがないので高熱で調理ができるフライパンの方が料理しやすいからです。つまりコーティングなしのフライパンは使い手を選ぶ、ということが言えるのです。もっと簡単言えば、プロ向き・上級者むきということになるでしょうか。
一日中フライパンを振り続けて、一日何十食分も料理をする、というようなプロの激しい現場ではコーティングが剥がれてしまうフライパンはむしろ使いにくく、それに料理が仕事のわけですから、フライパンのお手入れも仕事のうちと考えられているのです。

フッ素コーティングなしのフライパン

というわけで、フッ素コーティングなしのフライパンは、料理初心者向けではないのかな、と思うところですが、簡単にどんなのがあるのか見てみたいと思います。フッ素コーティングなしのフライパン、というのは基本的にはプロ仕様なので普通の量販店ではほとんど売ってなく、お値段も一般的には高めということが言えるでしょう(安いものもありますが、品質に難あり、というものがあったりするので要注意です)。

①鉄製フライパン

熱伝導率と蓄熱性が高く高温調理が可能なため焼き料理(ステーキとか)に適している。丈夫なため長持ちする。一方で錆びやすいためお手入れが不可欠。また重いため力が必要。

②アルミ製フライパン

軽量で扱いやすい。熱伝導率が鉄より高く熱しやすい。ただしその分熱に弱く熱しすぎると変形したり、取っ手が熱くなりやすいため高温・長時間料理に不向き。

③ステンレス製フライパン

鉄製フライパンよりお手入れが簡単。アルミより耐熱性が高く丈夫なので比較的使いやすいフライパン。焼き料理むき。

④銅製フライパン

熱伝導性が優れているが、熱で変形しやすい。焼きむらが生じにくくパンやケーキを焼くのに適している。値段が高い。

⑤チタン製フライパン

丈夫で軽い。値段が高い。

というわけで、プロ料理人じゃない自分がもしこれらの中から選ぶなら比較的お手入れが楽で丈夫で値段もお手頃なのがあったりするステンレス製かな、、、と思うところです。

ちなみに、これらのフライパンも表面にコーティングがしてあることがあります。塗装の素材はシリコン樹脂なんかが多いようです。これはフッ素加工コーティングとは異なり、販売時に錆びたり傷ついたりするのを避けるためのもので、使っていると徐々に塗装が剥げてくる、というものになります。塗装が剥げた部分と残ってる部分がまだらになると、剝げた部分が傷みやすくなるので、シーズニングといって一気に塗装を剥がしてお手入れしたりします。コーティングを剥がした後は油を塗って膜を作って錆びないようにする(特に鉄製フライパン)といったお手入れが必要になるので、結構手間がかかります。

昔、鉄製のフライパンを試しに使ってみたことがあるのですが、少しほったらかしにしていたらたちまち錆びてしまいました。フッ素コーティングなしのフライパンは料理好き&お手入れをいとわない、という人じゃないとなかなか使いこなすのが大変なのかな~、、と思いました。ただし、大事に使えば相当長持ちする、とのことなのでこれは好みの問題でしょう。鉄製フライパンはものにもよると思いますが、大事に使えば一生使える、なんて言われることもあります。

フッ素コーティングありのフライパン

そして、料理初心者向けのフライパンはフッ素コーティングありのフライパンです。このフッ素コーティングのフライパンも結構種類があってお値段もピンキリですよね。フライパンの素材自体はアルミ合金が用いられてることが多いようです(過去私が買ったフライパンは全部アルミ合金と書かれていました)。なので、フライパン自体は軽くて使いやすいものが大半といえるでしょう。

量販店で沢山並んでるフライパンのほとんどはこのフッ素コーティングタイプのフライパンです。たくさんありすぎて、どれが良いのか迷ってしまいますよね。少しコーティングフライパンの特徴や種類などを見てみます。

コーティング有のフライパンの寿命はどのくらい?

その前に、まず最初にコーティングのフライパンはどのくらい持つのでしょうか?値段が高いものはコーティングが剥がれない、と勘違いしがちですが、すべてのフライパンが耐久性に多少の違いはあっても徐々にコーティングが剥がれてしまいます。値段の高いものであっても残念ながらこれは同じで、毎日使うくらいの使用頻度だと概ね2~3年くらいでコーティングが傷んできますので、買い替えの検討が必要になってきます。

コーティング有のフライパンの耐熱温度は?

そしてフッ素コーティングのフライパンは高温に弱いので空焚きをしないように注意しましょう。セラミックコーティングのフライパンも高熱には弱いです。折角高いフライパンを買ったのにコーティングがすぐはがれてしまった、という経験がある方もいると思いますが、この原因は大抵高温での熱しすぎによるものです。空焚きしなくても、ステーキを焼いたりするとき強火でガンガン熱したりとかいうことを繰り返すとコーティングが傷む原因になります。また急激な温度変化もあまりよくなく、熱した後急に水をかけて「ジューっ!」となるような使い方は、実はご法度です。また、コーティングの種類によって若干耐熱温度が違うので、下記のコーティング種類別の説明に概ねの耐熱温度も記載しておきます。

フッ素コーティング有フライパンの種類

①フッ素コーティング

②マーブルコーティング

③ダイヤモンドコーティング

③セラミックコーティング

 

一人暮らしの自炊 フライパンはどこで、どんなのを買うのがおススメ?

と、フライパンについて一通りご説明しましたが、最後にどこでどんなのを買うのが良いのか、見てみたいと思います。これは私の経験談のため必ずしもそうではないかもしれませんのでご了承ください!

フライパンはどこで買うのがおススメなの?

ネット販売

中々買い物に行く時間がない、という場合にネット販売は非常に便利ですが、料理に慣れてない人の場合は調理器具をネットで買うのはあまりお勧めできません。商品に詳しくてピンポイントで欲しいものを特定できるのであれば別ですが、やはり、現物を見て確かめながら買う方が良いでしょう。

専門店

調理器具の専門店に行くと良さげなフライパンが沢山並んでます。ただ、一般的に言って専門店は高いものが多く、これも初心者にはおススメできません。

量販店

というわけで、私のおススメは、ホームセンターとかイオンとかミスターマックスみたいな量販店に並んでいるフライパンです。お値段が手ごろなのと、よく見れば結構いいものが並んでると思います。

100均

あと、100均の中ではダイソーにフライパンが売ってます。全部がおススメではないですが、中にはおススメなのがあります。

料理初心者はどんなフライパンを選べばよいの?おススメは?

大きさ

フライパンは二つあると便利です。ただし、保管するとき重ねておくと傷むので、フライパンラックとかを活用しておく場所を工夫してでも二つ用意したいところです。そして、二つ買う時のフライパンの大きさですが、今まで色々試してみた結果、一つは26センチ以上(できれば28センチ)の大きなフライパンと、20センチ前後の少し小さめのフライパンという、大きさの違う二つがあると非常に便利かなと感じています。

種類

そして、料理初心者が買うべきフライパンの種類ですが、ずばりダイヤモンドコーティングのフライパンです。値段と丈夫さとかを考えると手ごろな値段のダイヤモンドコーティングフライパンが一番お得で使いやすい、というのが今のところの私の結論です。

おススメのフライパン

というわけで、最近買い替えたフライパンはこちらです。

左側が税込み2000円弱、右側が税込み770円なので、二つ合わせて3000円しませんでした。左は家の近くの量販店で探したフライパンで、右側は100均ダイソーのキッチンコーナーで売ってるフライパンです。

↓そして、こちらが今使ってるフライパンで大きい方がマーブルコーティングフライパン、小さい方がダイヤモンドコーティングのフライパンで、買い替えたのと同じダイソーのフライパンです。この二つは2年くらい使って大分使い倒しました。もう十分元を取ったかな~、という感じで、コーティングが剥げてきたので新しいのを買いました(もうしばらく使いますが)。

マーブルコーティングも最初のうちは全くくっついたりしなくて使いやすかったのですが、ダイヤモンドコーティングのものより痛みが若干早かった感じがします。

まとめ

料理初心者の場合はお手入れが簡単、かつ、お値段も手ごろで丈夫なフライパンが一番です。あまり高いのを買ってしまうと、傷んでしまった時に思い切って買い替えにくくなってしまいます。

以上ご参考になればうれしいです!

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