一人暮らしの自炊 イワシの手開き 初心者でも簡単にできるさばき方

自炊術

初夏から秋にかけてイワシは脂がのって旬の時期になります。特に梅雨の時期は「入梅イワシ」と言われ、脂がのって最高です。イワシにはDHAやEPAといったオメガ脂肪酸が豊富に含まれているので、美味しくて健康にもいいというスーパーフードの一つと言えるじゃないでしょうか。

魚の中でも新鮮で脂の乗ってるイワシは高級後に負けない美味しさなんじゃないかと思います。

で。

ちょっと前に近くのスーパーで結構新鮮なイワシが並んでることが多いことに気づいて、ここ最近イワシざんまいの日を送っています。イワシは何度食べても飽きないですね~。

ただ、イワシって、漢字で書くと「鰯」、で、魚辺に弱い、の通り、非常に傷みやすいので、買ってきたらすぐ下処理してなるべく早めに食べるのが美味しく食べるコツなんじゃないかと思います。

というわけで、今回は私が最近習得したイワシの手開きの方法をご紹介します。

イワシって、身が非常に柔らかくて、手開きに非常に向いている魚なんです。手で開くのは慣れればめちゃくちゃ簡単、しかも一匹の値段が安いので失敗を恐れずチャレンジしやすいと思います。

一人暮らしの自炊 イワシの手開き 初心者でも簡単にできるさばき方

イワシって鳥取県や、富山、石川県あたりで取れたものが出回ることが多いみたいです。この時は鳥取県産でした。6匹入って300円弱、一匹50円という感じです。2~3匹で一食分のおかずには十分な量です。

頭を落として内臓をとる

まずは買ってきたら、頭を落として内臓を取りましょう。早めにこの処理までやってしまえば少しだけ長持ちされることができます。慣れればこのくらいの量なら5分あればできちゃう作業です。

まず、頭を落とします。

そして、身のあばら骨のところを薄く切ってしまいます。そして内臓をとります。

↓こんな感じになります。もう少し肛門のあたりまでカットしてしまっても良い感じですかね。今回は鮮度が抜群という感じではななかったですが、焼いて食べれば十分美味しくいただける鮮度です。鮮度が良いと内臓がプリプリしているんですが、今回のは内臓がちょっと緩くなってました。

とりあえず買ってきたらなるべく早めにこの頭と内臓を落とす下処理までやって、こんな感じで、キッチンペーパーを敷いた器に入れて冷蔵庫へしまっておきます。これをやれば1~2日は鮮度を保つことができます。

手開きにする

そして、調理する直前に手開きにします。手開きにした状態で置いておくと痛みが早くなるので、開くのは調理する直前にするのが美味しく食べれるコツです。作りたてが一番おいしいので、調理も食べる直前にやるのが望ましいです。

魚を手開きするなんて、、と最初は躊躇するかもしれませんが、一匹50円です。失敗を恐れずチャレンジしてみましょう!

まず、魚を横に持って真ん中あたり、あばら骨がなくなる辺りにあばら骨の外側に左手の親指を突っ込んで、背骨に沿ってしっぽの方へ背骨に指を触れさせながらスライドさせていきます。身を背骨から剥がすような感じです。

最初ズブッと指を突っ込んでからスーッとスライドさせる感じです。

↓こんな感じになります。

↓そしたら、今度は右手の親指をあばら骨の外側へ突っ込んで、今度は頭の方へスライドさせていきます。この時なるべくあばら骨を骨にくっつけて身だけを骨から剥がすような感じでスライドさせていきます。

↓そうすると、こんな感じであばらの細かい骨が背骨にくっついた状態で剥がれます。

↓そしたら、なるべく尻尾に近いところで、背骨をぽきっと折りまして、

↓身から剥がしていきます。

↓このとき、軽く左手で、身を押さえながら骨を剥がしていくとスーッと骨が身からはがれていきます。

↓こんな感じ。

↓うまくやると、あばらの細かい骨のほとんどが背骨にくっついて抜けてくれます。

↓まあまあうまく行きました。

↓あとは、身の方をよく見て残ってるあらば骨やひれなどの硬い部分を包丁で落とします。

↓そして、身の真ん中にある背びれの両側に包丁を入れて落とします。

↓こんな感じ。

↓背びれもキレイに落とせました。これで骨はほぼキレイに落とせました。非常に細かい小骨がまだ残ってるかもしれませんが、焼いたりする調理だとそこまで気になりません。ただ、気になる方はよく見て毛抜きとかで抜くと良いです。

6匹全部手開きにしました。慣れれば10分くらいでここまで出来ちゃいます。

↓因みにこの写真は手開きにチャレンジし始めたころに撮影したものでして、まだ慣れておらず、ちょっと身が崩れてますが、今はもっときれいにできるようになりました^^。

イワシや小さいアジは手開きにした方が身を無駄にすることなく捌くことができるので、手開きがおススメです^^!。お魚をさばいたことがない人でも何匹かやってみればコツがつかめると思います。思った以上に簡単なので是非チャレンジしてみてください!

イワシのガーリック風味のかば焼き

では、最後に手開きしたイワシをかば焼きにします。これもめっちゃ簡単で、めちゃくちゃ美味しいですよ!

まず、魚に片栗粉、米粉、小麦粉などの粉をまぶします。今回は米粉をまぶしました。

特に皮目の方へはしっかり粉を付けておくと、仕上がりがパリッと香ばしくなります。

↓身の方にも軽く粉をまぶします。

↓次にニンニクスライスを用意します。なるべく同じ大きさになるよう均等に。

↓こんな感じ。

↓ニンニクを、オリーブオイルで炒めます。

↓ニンニクの香りがオリーブオイルへ十分移って、軽く焼き目がついたらそれ以上焦げないよう一旦お皿へ取り置きます。

↓そうしたら、にんにくの香りがついたオリーブオイルでお魚を焼いていきます。

↓皮の方から中火で短時間でしっかり焼き目をつけるようにします。

↓こんな感じ。油がまんべんなく行きわたるようフライパンを少しゆすりながら2~3分焼きます。

↓身の方が少し火が通って色が変わってきたら皮の状態を確認。パリッと焼きあがってるようなら裏返します。いい感じですね~。

↓醤油とみりんで味付け。醤油とみりんは1対1くらいで、小さじ1ずつくらいです。皮にかからないようにすると、皮はパリッとした仕上がりになります。身の方へ味がしっかりつくようにします。

↓こんな感じ。粉をまぶしてあるので、タレが良く絡みます。

↓どんぶりにご飯をよそってお魚とニンニクチップをもって出来上がり!

↓ニンニクチップと一緒に食べるとメチャウマです。

このいわし丼、毎日食べても飽きないくらい美味しいです^^。

タレは、すりおろしショウガを少し入れても良い感じです。ゴマを振りかけたり、海苔と一緒に食べても美味しいです。

まとめ

新鮮なイワシが手に入ったら、お刺身にしても良いと思います。刺身にできるくらい新鮮なイワシは中々一般にはないかもしれませんが、、

イワシの手開き、とにかく意外と簡単なので是非お試しください!

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